【楽曲コンペとは?】採用されやすい曲の基準について

「楽曲コンペ」とは?

楽曲コンペは、新曲リリースの企画が立ち上がった
レコード会社や音楽出版社などが公募をかけて楽曲を集め、
応募のあった曲の中から、採用曲を決めるコンペのことを言います。

楽曲コンペは、一般的に次の流れで行われます。

【レコード会社、音楽出版社】
1.アーティストなどの新曲リリース企画が立ち上がる。
2.テーマと要望事項をコンペシートという形にまとめて楽曲公募をかける。

【作家事務所】
3.レコード会社などから受け取ったコンペシートを元に、
  事務所に所属する作曲者に楽曲制作を依頼する。

【作曲者】
4.コンペシートの条件を元に楽曲を制作し、応募する。

【レコード会社、音楽出版社】
5.集まった楽曲の中から、基準に従って採用する。

 

楽曲コンペのメリット

楽曲コンペには、次のようなメリットがあります。

1.無名の作曲者でも応募できる

無名の作曲者に、直接依頼が来ることはほぼありません。

まずは、事務所に所属し、楽曲コンペで実績を作って、
音楽業界で存在感を表すことが重要です。
プロを目指す新人作曲者が、まず最初に通らないといけない道と言えます。
名指し仕事が増えると、安定的な収入を得ることが可能になってきます。

2.社会から求められる楽曲像を知ることができる

コンペシートには、公募する楽曲の条件が明記されています。
楽曲コンペに応募を繰り返すことで、
どのような曲が社会から求められているのかを知ることができます。

落選した場合でも、実際に採用された曲がわかるので、
反省を次に活かすことができます。

3.効率的に作曲できるようになる

楽曲コンペは締切が間近なケースが多いため、
短時間で効率的に作曲する術が身につきます。

たくさんデモ曲を作りだめておいて、
公募のイメージに一番近い曲を微調整して応募すると行った方法もよく取られます。

4.実績が作れ、直接依頼が来るようになる
楽曲コンペに採用されると、採用実績として残ります。
また、コンペ以外の形で、直接依頼が来るようになります。

ある程度安定した収入を得るためには、実績作りとコネ作りは必要不可欠です。

楽曲コンペのデメリット

デメリットとしては次のものがあります。

1.採用されなければお金はもらえない

楽曲コンペの競争率は、だいたい10倍前後はあります。
大抵の人は、いくら応募しても採用されない日々が続きます。

採用されない日々が続くと、お金も入らないため、
モチベーションが下がり、曲をただやみくもに量産するだけになってしまいます。


2.昔と比べ、印税が減少している

これは楽曲コンペに限る話ではないのですが、
CD売上の低迷など、音楽業界の規模は縮小傾向にあるため、
昔と比べ、得られる印税も減少してきています。

採用をたくさん勝ち取らないと、生活していくことは困難です。

3.キープ曲は、他のコンペに出せない

今回採用対象ではないが、別の機会に採用する可能性があるため、
曲をキープするといった判断がなされることがあります。

その場合、キープ曲は、他のコンペに出すことができなくなります。
最悪、2年間キープされて結局「採用しません」という結果になることもあります。

「楽曲コンペ」で採用されやすい曲とは

楽曲コンペで採用されるには、様々なテクニックがありますが、
ここでは代表的なものをご紹介します。

1.募集担当者の意図にマッチした曲を作る

最終的に採用の可否を決めるのは顧客です。

コンペシートには、「募集楽曲イメージ」などが記載されています。
応募担当者の意図をしっかり読み取って、
満足してもらえる曲を書かなければいけません。


2. 他の楽曲にない光る何かを盛り込む

10倍程度の競争率があるため、
目立たないと採用を勝ち取るのは難しいと言えます。
他の人がしているのと同じことをしていたのでは、なかなか採用を勝ち取れません。

 

まとめ

デメリット面もよく指摘される「楽曲コンペ」ですが、
長年音楽業界で実績があり、
顧客、作曲者双方にメリットがあるシステムだと考えています。

普段交流のない、顧客と繋がれる、知ってもらえるまたとないチャンスですので、
いかに、このシステムをうまく活用して
スキルアップしていけるかが作曲者に問われていると思います。

まずは1曲採用されることを目指して、頑張りましょう。
きっと、道は開けていくと思います。